交通事故での腰痛に関するQ&A

文責:院長 柔道整復師 新美 徹

最終更新日:2024年06月17日

交通事故での腰痛に関するQ&A

Q最近交通事故に遭い、その時は全然何ともなかったのですが、翌朝起きた頃から腰に痛みが出てきました。これは事故と関係ありますか?

A

 交通事故直後から腰に痛みを感じる方もいらっしゃいますが、直後には何も感じない方も少なからずいらっしゃいます。

 それは身体が興奮状態にあったり気持ちが動転していたりして感じられない状態になっていることが原因の一つにあります。

 気持ちが落ち着いたころに冷静になってジワジワと痛みを感じるようになるのです。

 

 また、関節面や筋肉、靭帯などといった腰部の深部が微少に傷ついている場合、時間の経過とともに徐々に炎症が広まって様々な不快な状態や痛みが出てくることもあります。

 交通事故の被害者の方にはそのようなケガが多いという特徴もあります。

 

 それを放置したままにしてしまうと、その後、長年の後遺症に悩まされたりする方もいらっしゃいますので、早めに対処するが大切です。

Q交通事故に遭って腰から足に不調を感じるのですが、交通事故が原因か迷います。交通事故で腰を損傷すると例えばどのような影響や状態が出るのですか?

A

 まずは交通事故後、それまでには感じなかった腰の状態の変化があるかどうかが基準となると考えていいでしょう。

 

 例えば、痛みです。

 うずく痛みや押さえると痛い圧痛がある、長時間同じ姿勢でいると痛くなってくる、張った感じがある、重い、凝るなど、人によって痛み方や程度は異なりますが、このような変化があった場合は事故による影響の可能性があります。

 

 また、動かすと痛いという場合もあります。

 座り姿勢から立位姿勢になるときやその反対のとき、安静姿勢からの早い動作、中腰姿勢やしゃがみ動作、寝返りなどの際に生じる痛みが挙げられます。

 

 腰の痛みの他にも、交通事故のあと足が痛い、しびれる、足の感覚がおかしい、重い、力が入らない、むくみが強くなったなどという変化が起こる方もいらっしゃいます。

 

 以上のことが、交通事故に遭う前とは違った状態とよく被害者の方が言われることですので、参考にしていただき、心当たりがあれば交通事故が原因と考え早期に対処してもらった方がよいといえます。

Q交通事故の腰痛をみてもらう前に、自分自身の身体の調子が悪いところをどのように点検し見極めておくといいですか?

A

 押さえた時に痛む場所、安静にしていても痛い場所、力んだ時に痛い場所、動かした時に痛み出す姿勢や体位、足の先を触れて正常に感じるかどうかの確認をしておくといいでしょう。

 気になることが多数あれば、忘れないようにメモ書きしておくことをおすすめします。

Q交通事故で腰痛になり病院に行ってみてもらうのですが何か注意点があれば教えてください。

A

 みてもらう際、痛くて身体がつらいために説明が億劫になり「腰から足の全体が痛い」と言うと、全てをひっくるめて腰部だけの損傷と判断されてしまうことがよくあります。

 しかし腰部の損傷以外にも股関節や恥骨の損傷、膝の損傷、背中の損傷などが別々に発生し隠れていることがあります。

 それを見落として対処するのが遅れると、回復するまで時間がかかってしまうおそれがあります。

 

 痛いところや少しでも違和感があるところは、全てはっきり伝え「腰が痛い」「股関節が痛い」「腰をどう動かすと足が痛い」「膝が痛い」「背中が痛い」と一つ一つを詳細に伝えしっかりみてもらいましょう。

 

 また後日に新しく痛いところが出てきたら必ずみてもらい、痛くなった場所の名前を追加してもらってください。

Q車で停車中に衝突される交通事故で腰が痛くなりました。交通事故に遭って腰痛になることはありますか?

A

 はい、あります。

 乗車中の交通事故で腰が痛くなるのは、衝突されて腰骨と腰骨の間の腰椎間の関節や腰仙関節や仙腸関節などに、許容を越えて衝撃が加わったことが要因として考えられます。

 この場合、関節同士の間にある袋(関節包)が炎症を起こしたり、腰椎や骨盤に付着している筋肉や靭帯が伸ばされて断裂してしまったりして損傷し炎症を起こしてしまって痛みが発生すると考えられます。

 以上が多く発生するケースの腰部捻挫や腰椎捻挫という状態です。

 

 その他にも、腰椎が圧迫されてつぶされて骨折してしまう圧迫骨折や腰椎間の椎間板を損傷した状態の椎間板ヘルニア、また、腰部の脊柱管が狭くなっていることで痛みが出る脊柱管狭窄症が交通事故で発生する腰痛の主な原因と考えられます。

 

 各分類の詳しい解説は以降のQ&Aに記載します。

Q交通事故で腰痛になり足にしびれを感じます。捻挫型以外の可能性があると言われました。他にどのような分類があるのですか?

A

 代表的なものとして、それぞれの分類と主な解説をしていきます。

 

腰椎・腰部・腰仙関節・仙腸関節捻挫(ようつい・ようぶ・ようせんかんせつ・せんちょうかんせつねんざがた)

 おおむねの交通事故での腰痛がこれにあてはまります。

 背骨から腰、骨盤周囲辺の筋肉や靭帯、関節面の軟部組織を損傷しているケースを指します。

 

腰椎圧迫骨折(ようついあっぱくこっせつ)

 交通事故での衝突で圧縮力が加わる衝撃により腰椎の椎体がつぶれて骨折した場合などに発生し、骨折部分の強い痛みが主な症状です。

 また、骨折の程度によってはさらに下肢のしびれや、感覚異常などが現れることもあります。

 

椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)

 腰椎と腰椎の間にある椎間板という軟部組織がはみ出してしまうことで、腰部や臀部、陰部から下肢に掛けて痛みが出るケースや、神経に異常が発生し下肢のしびれ、知覚障害、歩行障害や排尿障害などが現れることがあります。 

 年齢とともに椎間板は変形するので、椎間板ヘルニアは20代から誰にでも発生する可能性がありますが、交通事故などの外部からの衝撃によっても発生することがあります。

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

 脊柱管は、脊柱の中にある神経の通るトンネルのことをいいます。

 これが交通事故の衝撃などで狭くなってしまうことがあります。

 そうして神経が圧迫される状態になると、椎間板ヘルニアと同様に腰部や臀部、陰部から下肢に掛けて痛みが出るケースや、神経に異常が発生し下肢のしびれ、知覚障害、特有の歩行障害(間欠跛こう)という神経異常が起こることがあります。

 

 以上が交通事故での代表的な腰痛です。

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